インターナショナル幼稚園の仕事とは?
これは30年以上前の話です。社会情勢や法律など、現代と大きく異なっています。今では考えられない出来事もありますが、そんな時代もあったのかと広い心でお読みいただければ幸いです。
幼い頃からの夢「幼稚園教諭」を叶えるべく、私が初めての職場に選んだのは、開園間近のインターナショナル幼稚園でした。
当時稀だったインターナショナル幼稚園として踏み出したものの、幼児教育の経験者はおらず、幼児教育を専門的に学んだのは社会人1年目の私だけ。経営者としてのノウハウはあれど保育の知識に乏しい理事長のもと、日本語を理解できない外国人先生たちと繰り広げる日常は言葉にできないほど迷走したものです。
2週間ほどの実習経験と机上で学んだ知識しかない私が、日々の保育をリードしていかなければならない状況に、どれほど悩み苦しんだかしれません。自分の健康を犠牲にするほどの努力と辛抱が必要でした。
頑張りすぎた結果、身体に不調をきたし3年間で退職することとなるのですが、この幼稚園で働いていなければ、今の私はなかったに違いありません。涙が出るほど辛かった経験でも、この3年間で忍耐力と対応力を体得し、コミュニケーション能力が向上したのは紛れもない事実です。
果たして私は、どんな困難をどのように乗り越えてきたのでしょうか。少し長い話になりそうですが、のんびりとおつきあい願えればと思います。
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