カスタマー視点で、医薬系の仕事のこと
初めて医薬系の仕事をしたのはOCTであった。と言っても三十年ほど前になる。そこそこ知名度のあるお薬で、テレビCMも結構お金をかけて作っていたのではないかと思う。もちろん、今も店頭に並んでいるし、私も疲れがたまったときにはお世話になる。
コピーライターとして、まだ駆け出しに毛が生えたくらいの経験しかなかったけれども、キャンペーンがらみのコピーだったこともあり、かなり熱量を注いだ。素案だけでも何百とかつくった記憶がある。その時は、ほんとにユーザーの使用パターンをいくつも考えてコピーを練りこんだ。カスタマーの存在が、ぴっちりと自分に張り付いた仕事であった。それは、今も変わらない。
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